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第二新卒・未経験で研究開発職に転職できる職務経歴書の書き方を徹底解説

  • 「第二新卒で未経験の研究開発職に就きたいけど、職務経歴書の書き方が分からない」
  • 「書類選考に通りやすくなる職務経歴書の書き方のコツは?」
  • 「実際に、第二新卒で未経験の研究開発職に就いた人の職務経歴書を参考にしたい」

第二新卒で未経験の研究開発職に転職する場合、現職の経験が浅くて業務内容も異なるため、職務経歴書の作成に悩むでしょう。

僕も職務経歴書の作成に苦労しましたが、力を入れて作り込むことで、第二新卒で生産技術職から研究開発職への転職に成功しました。

そこでこの記事では、第二新卒で未経験の研究開発職を目指す方向けに、職務経歴書の書き方やコツを解説します。

この記事を読めば、質の高い職務経歴書を作成でき、第二新卒でも未経験の研究開発職の書類選考に通りやすくなります

実際に僕が使用した職務経歴書とともに、各項目を作成する際に意識したポイントをまとめました。

ジェイガー

本記事で紹介する職務経歴書によって、大手化学メーカーや売上1兆円メーカーの研究開発職における書類選考に通過した実績もあります。

第二新卒で未経験の研究開発職に就きたい方は、最後までご覧ください。

目次

【実績あり】第二新卒で未経験の研究開発職に就けた職務経歴書を公開

こちらは実際に僕が使用していた職務経歴書で、大手化学メーカーや売上1兆円メーカーの研究開発職の書類選考に通過した実績があります。

後ほど、各項目の具体的な記載内容や、書類選考率を高めるためのコツを紹介します。

職務経歴書と履歴書の違いとは?

前提として、業務経験や実績をまとめるのが職務経歴書で、個人情報や学歴などのプロフィールをまとめるのが履歴書です。

業務経験が浅い第二新卒の場合、大学・大学院の経験を職務経歴書に記載しても問題ありません。

書類選考では、求人内容に合致した人材であるかどうかの判断材料に職務経歴書が利用されます。

そのため、第二新卒で研究開発職に就くには、質の高い職務経歴書の作成が欠かせません

職務経歴書に記載する項目6選を解説

第二新卒で研究開発職を目指す場合、以下の6項目をA4サイズ2枚にまとめましょう。

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 大学と大学院の研究
  • 活かせる経験・知識・技術
  • 資格
  • 自己PR

未経験から研究開発職に就くには、職務経歴書を充実させるプロセスが欠かせません。

そこで、実際に使用した職務経歴書に基づいて、各項目で必要な記載内容を解説します。

職務要約

職務要約とは、職務経験や実績を3〜4行程度にまとめて記載する項目です。

実績においてはプロセスが重要視されるため、内容にとらわれずに担当業務を洗い出してみましょう。

また、第二新卒で職務経験が浅く、どうしても実績を書けない場合、日常業務で意識していることを記載するのもおすすめです。

ポテンシャル採用が多い第二新卒では、現職での実績よりも業務に取り組む姿勢を重視する傾向があります。

ジェイガー

僕が新卒で入った会社の研修期間は1年近くあり、実務実績が乏しかったため、日常業務で意識していることを記載しました。

職務経歴

勤めている会社の概要や、現在までの職務内容を時系列でまとめたものが職務経歴です。

職務内容をまとめる際は、業務プロセス・貢献内容などを具体的に記載すれば、業務へ取り組む姿勢をアピールできます。

第二新卒で実務経験が浅い場合、以下の3項目を中心に記載しましょう。

  • 研修や業務で学んだ内容
  • 業務を進める上で意識していること
  • 主体的に起こした行動

研究開発職では、自ら課題を見つけて解決していく必要があり、積極性があるかどうかは採用に大きく関わります

第二新卒期間は覚えることが多く、受け身になりがちなため、主体性をアピールできれば他の応募者と差をつけられます。

ジェイガー

僕が記載した主体的な行動例として、「既存技術にとらわれずに改善策や解決法を模索する」といった内容が挙げられます。

大学・大学院の研究

現職の業務の経験が浅い第二新卒者は、大学・大学院の研究に関する記載が必要です。

新卒就活で作成する研究概要とは異なり、研究の進め方や達成した実績を中心に書くのがポイントです。

研究に携わっていない人事部の方が職務経歴書を読むため、分かりやすくかつ研究に取り組む姿勢をアピールできる内容にしましょう。

実際の面接でも、研究内容よりも研究の進め方について深掘りして聞かれるケースがほとんどでした。

ジェイガー

僕は全体で3割が研究内容、7割が研究の進め方で仕上げました。

活かせる経験・知識・技術

大学生活や現職での経験・知識・技術について、箇条書きでまとめる項目です。

ポテンシャル採用の第二新卒であっても、関連スキルがゼロでは採用されづらいため、しっかりと書き出す必要があります。

特に、大学・大学院に関する内容は、研究技術職に関連するスキルが多く含まれています。

資格

研究開発職に関連する資格かどうかに関わらず、保有資格を書いても問題ありません。

入社後の研修免除や、昇格に必要な資格に当てはまる可能性もあるため、記載して損はありません。

ジェイガー

僕の場合、日商簿記3級が研修免除に当てはまりました。

また、危険物取扱などの研究開発職に関連する資格を保有していなくても転職できるためご安心ください。

自己PR

自己PRは、研究開発職に向いていることをアピールするのに重要な項目です。

経験談や実績を交えた強みに加えて、研究開発職でどのように活躍していくのかを伝えるのがポイントです。

なお、強みの個数が多すぎると伝わりづらいため、1〜2個の強みについて深掘りしてまとめましょう。

応募先でどのように貢献できる人材なのかを明確にして、研究開発職への熱意が伝わる自己PRに仕上げましょう。

ジェイガー

僕は現職での経験談や実績が乏しかったため、大学院での研究生活のエピソードを盛り込みました。

第二新卒で研究開発職に就くための職務経歴書の書き方ポイント3選

ここからは、職務経歴書の質を高めるために押さえておくべきポイント3選について解説します。

  • 研究開発職で必要な能力についてアピールする
  • キャリアプランを明確に伝える
  • 転職エージェントの担当者に確認してもらう

未経験で研究開発職を目指す場合、他の応募者と比べて経験が劣ります。

そのため、研究開発職で活躍できる人材であることをアピールした職務経歴書づくりが欠かせません。

研究開発職で必要な能力についてアピールする

書類選考の通過率を高めるには、研究開発職が未経験であっても、研究開発職で必要な能力に関する記載が必要です。

専門知識は入社後でも習得できますが、研究開発職に必要な能力は入社前に培っておかないと、適性がない人材と判断されます。

研究開発職で必要な能力の一例を示します。

  • 課題解決能力
  • 論理的思考力
  • 主体性
  • 探求心
  • 柔軟性
  • コミュニケーション能力
  • スケジュール管理能力
  • 忍耐力

全ての能力を盛り込むと内容が薄くなるため、多くても3個程度にとどめて各項目でアピールするのがおすすめです。

ジェイガー

僕は課題解決能力・主体性・忍耐力を職務経歴書に盛り込みました。

キャリアプランを明確に伝える

どのような能力・スキルを活かし、行動するかを明確に伝えるのは重要です。

応募先の会社に適性があって活躍できる人材かどうかは、キャリアプランが判断指標の1つで、選考の合否にも大きく関わります。

応募ごとに職務経歴書の内容を変更する予定の方は、応募先の募集要項やHPを熟読し、実現できるキャリアプランを立てましょう。

職務経歴書の使い回しを考えている場合、研究開発職での活躍に、応募先問わず共通で必要な行動内容を盛り込むのがポイントです。

ジェイガー

僕は同じ内容の職務経歴書で各企業へ応募するために、研究開発職で活躍していくキャリアプランを記載しました。

転職エージェントの担当者に確認してもらう

職務経歴書が完成した後は、転職のプロである転職エージェントにチェックしてもらうのがおすすめです。

職務経歴書の作成方法を熟知した転職エージェントの添削によって、より魅力的で書類通過率の高い職務経歴書に仕上がります

研究開発職を目指す方におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。

  • メイテックネクスト
  • doda
  • リクルートエージェント

転職エージェントでは、無料で手厚いサポートを受けられるため、転職活動を検討している方は登録しておきましょう。

ジェイガー

転職エージェントに添削してもらうことで、誰でも分かりやすい研究内容に修正できました。

自己PRが思い浮かばない方に役立つヒント4選

自分の強みを見つけられず、自己PRの作成に悩む方は少なくありません。

自己PRの作成に苦戦したら、以下の内容に取り組むのがおすすめです。

  • 成功もしくは失敗体験を振り返る
  • 短所を強みに変える
  • 研究室のメンバーに聞いてみる
  • 転職エージェントに相談する

応募先へのアピールとして、質の高い自己PRが欠かせないため、力を注いで作成しましょう。

成功もしくは失敗体験を振り返る

大学・大学院の研究や現職での成功もしくは失敗体験は、あなたの強みに関するエピソードの宝庫です。

あなたに強みがあるからこそ、何かしらの工夫によって成功に至ったり、失敗を乗り越えるための行動を起こしたりできます。

例えば、研究で予期せぬ結果が得られたとき、どのようなアプローチで成果につなげたか思い出してみましょう。

ジェイガー

僕の場合、さまざまなアイディアを考えて1つずつ試した忍耐力が当てはまります。

短所を強みに変える

自己PRにつながる長所が思い浮かばない場合、短所を書き出すのもおすすめです。

長所と短所は表裏一体のため、短所があれば簡単に長所へ変換できます

以下の表に短所から長所に変換する例を挙げました。

短所長所
諦めが悪い忍耐力がある
優柔不断注意深い
周りに流されやすい協調性がある

自分の長所を見つけた後は、関連するエピソードも交えて自己PRを仕上げましょう。

研究室のメンバーに聞いてみる

大学・大学院で同じ研究室に在籍したメンバーから、研究に対する姿勢を評価してもらうのも手です。

1〜3年間一緒に過ごしているため、客観的な評価をもらいやすく、自分では気づかなかった強みを見つけられます

課題解決能力やコミュニケーション能力など、様々な能力が必要な研究活動を評価してもらえば、自己PRにも活かしやすくなります。

転職エージェントに相談する

あなた自身について、第三者に深掘りしてもらう手段として、転職エージェントの利用がおすすめです。

あなたの話を聞きながら自己分析をサポートしてくれるため、一人で悩みながら自己PRについて考える負担を減らせます

研究開発職を目指す方に、当サイトでおすすめする転職エージェントは以下の3つです。

  • メイテックネクスト
  • doda
  • リクルートエージェント

自己PRをはじめとした職務経歴書の作成に悩んだら、電話相談やWeb面談が無料の転職エージェントに相談してみましょう。

職務経歴書のフォーマットは転職サイトや転職エージェントからダウンロード

職務経歴書のフォーマットは、転職サイトや転職エージェントによって若干異なりますが、どれを用いても問題ありません。

作成した職務経歴書は、ダウンロード先以外の転職サイトや転職エージェントにも使い回せます。

特にこだわりがなければ、dodaマイナビエージェントリクルートエージェントのいずれかの研究開発職用フォーマットを利用しましょう。

あくまでフォーマットのため、自分のキャリアに応じて記載項目を追加・削除できます。

研究開発職の職務経歴書作成でよくある質問

ポスドクの職務経歴書も同じフォーマットでいいの?

ポスドク用フォーマットはdodaにあります。

ポスドクは入社経験がないため、職務経歴に大学・大学院・ポスドクの研究内容をまとめるのが第二新卒と異なります。

また、大学院生よりも研究歴が長いポスドクは、学会・論文などの実績も載せて、即戦力であるアピールが必要です。

dodaのポスドク用フォーマットを参考に、職務経歴書を作成しましょう。

論文・特許出願・学会発表の実績を職務経歴書に載せる場合の書き方は?

項目として「論文・特許出願・学会発表」を追加して、研究活動で残した実績をまとめるのが一般的です。

いずれの実績においても、詳細情報を記載しておくのがベターです。

  • 著者や筆頭者
  • 年月
  • タイトル
  • 雑誌名や学会名
  • 発表場所
  • 号数やページ数

上記の詳細情報が分からない場合は、発表内容の概要だけでも記載しておきましょう。

職務経歴書に大学・大学院の研究内容を書くコツは?

失敗から成果を得るために工夫した点や、研究に対する姿勢を中心にまとめるのがコツです。

ポテンシャル採用の第二新卒では、大学・大学院と応募先での研究内容の関連性より、研究開発職で活躍できる人材であるかが重視されます。

研究内容の説明も必要ですが、誰が読んでも分かるよう、研究背景と成果を簡潔にまとめましょう。

大学・大学院の研究と異なる分野でも、成果を残せる人材であることをアピールできれば、研究開発職に就きやすくなります。

 まとめ:質の高い職務経歴書によって第二新卒でも研究開発職に転職可能

第二新卒で未経験の研究開発職を目指す方に向けて、職務経歴書の書き方を解説しました。

職務経歴書における記載項目は以下の6つです。

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 大学と大学院の研究
  • 活かせる経験・知識・技術
  • 資格
  • 自己PR

また、未経験では採用されづらいといわれている研究開発職への転職は、質の高い職務経歴書の作成によって有利に進められます

他の応募者の職務経歴書と差別化を図るには、次の3つのポイントを実践しましょう。

  • 研究開発職で必要な能力についてアピールする
  • キャリアプランを明確に伝える
  • 転職エージェントの担当者に確認してもらう

未経験の研究開発職においても、活躍できる能力が備わっていることを伝えるのが重要です。

自分で職務経歴書を添削するのは難しいため、無料で利用できる転職エージェントも活用して研究開発職への転職を目指しましょう。

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