こんにちは!ジェイガーと申します。
理系大学生の方で大学院に進学するか就職するかどうか悩んでいませんか?
大学院進学は専門的な知識やスキルを要する理系職に就く手段であると考えがちです。
しかし実はそれだけではなく、大学院は生きていく上で一生役立つ能力を身に付けられる最高の教育機関です。
なぜなら、大学院では大学までの教育機関と違って自分で考えて未解決の課題に対して成果を出すことが求められるからです。
これは社会に出てからも同じで成果を出さないと生き残ることができません。
今の時代、会社員になったから安心ということはなく、会社に必要なければ解雇されることは可能性として十分ありえます。
この記事では大学院で身に付いて一生役立つ能力4選を紹介します。
この記事を読むことで、大学院では理系職以外でも活かせる能力を培えることが分かります。
僕が考える能力は以下の4選です。
- ①論理的思考力
- ②伝える力
- ③リサーチ力
- ④忍耐力(チャレンジ精神)
それでは実際に詳しく見ていきます!

どれも当たり前の能力だと感じるかもしれません。
僕も大学院進学前から知っていて元から備わっていると思っていました。
でも、大学院で研究しているうちに社会で通用する能力として身に付いていなかったことを痛感しました。
能力を身に付けるために
前提条件として、記載した能力は大学院に進学して自然に身に付くものではないです。
自主的に研究に臨むことで初めて能力として培われます。
また、研究室選びも重要なファクターになってくることを別の記事で書きましたので参考にしていただければと思います。
大学院で身に付いて一生役に立つ能力4選
①論理的思考力
まず1つ目に論理的思考力が挙げられます。
研究はいい結果が得られたからOKというわけにはいきません。
研究を発展させていくためにはなぜそのような結果が得られたのか明らかにすることが大事です。
そのために様々な要因を考えて、実際に検証して正しいかどうか証明していく必要があります。
これこそが論理的思考力です。
論理的思考力があると普段から自分の考えを筋道立てて表現しやすくなったり、物事を深く洞察(原因解決)できるようになり、あらゆる仕事で活かせるはずです。
②伝える力
2つ目に伝える力です。
研究は一人で進めていくだけではなく得られた結果を外部に発信することが求められます。

研究室内報告、学会、修士論文、修論発表などで鍛えられます。
伝える力をさらに細分化すると文章力・資料作成力・プレゼン力が挙げられます。
どんな仕事をするにあたっても自分だけで完結することはなく、自分の考えや成果などを発信していく必要があります。
そんな時に誰にでも分かりやすく伝えたい内容を伝えられる能力は間違いなく武器となります。
難しい内容を文章で相手に伝えるために意識したことは以下の2点です。
- 何も知らない人が読んでも分かるように1から説明する
→相手が自分と同等の知識を持っているとは限らない(専門用語を多用すると説明できたと思いがちなので注意) - 正しい構成でシンプルな文章を作成する
→難しい内容であるほど話の流れが行ったり来たりになりがち
いずれの項目においても相手目線に立つことが必要になってきます。
いざ取り組んでみると自分の考えを文字に起こすことは思っている以上に難しく感じると思います。
視覚的に理解してもらうためにも、資料を用いて研究に関する説明をすることは避けられません。
資料作成で意識したことは以下の3点です。
- 文字は必要最低限しか用いない
→文字が多いと読むのに労力がかかって視覚的情報が得にくい - 色やアニメーションは最低限しか用いない
→色やアニメーションを使いすぎると逆に見づらくなる - 統一感を大事にする
→図や文字の大きさやフォントなど揃えておくとキレイ

要するにシンプルで図に関する情報を得られやすい資料ですね!
大学までの過程だと大勢の人前で発表するという経験は少ないと思います。
大学院では幅広い年代の人や分野の人に対して発表する機会があります。
プレゼンで意識したことは以下の4点です。
- 抑揚をつけて発表する
→伝えたいことを強調する・飽きさせない - 思っている以上にゆっくり話す
→緊張していると早口になりがち - 結論をまず伝える
→結論が分かると相手も話の内容へ介入しやすい - 相手からの質問には全力で応答する
→誤魔化すように答えると相手に失礼
僕自身、発表が苦手でいつも緊張していて、発表経験を重ねても緊張はなくなりませんでしたが、緊張することに慣れたかなとは思います。
③リサーチ力
3つ目にリサーチ力が挙げられます。
研究では最先端で専門的な内容を扱うため、既存の教科書やネットだけでは情報不足となってしまいます。
そんな時に利用するものが論文です。
研究内容に関連する論文を探して新しい知見や技術を吸収し、自分の研究に反映していく必要があります。
仕事も同じで古い情報だけに依存してしまうと、リアルタイムで世の中へ価値提供することが困難となります。
技術・情勢・市場価値などのトレンドをリサーチして、仕事を見つけられる人はどこでも重宝されるはずです。
④忍耐力(チャレンジ精神)
4つ目に忍耐力(チャレンジ精神)が挙げられます。
研究は常に未知への挑戦で、想定する結果が得られないことは当然です。
そのため忍耐力がないと途中で挫折してしまいがちですが、大事なのは得られた結果と向き合って何が原因であるか考えて新しいことへ挑戦し続けることです。
成功のヒントとなりうる結果を放棄することはもったいないです。

僕も実験結果を踏まえたアイディアを考え、辛抱強く研究し続けることで成果を上げることができました。
どんな仕事でも成功ばかりではなく、うまくいかないことや失敗することがあります。
そこで諦めることなく、その経験を糧にしてチャレンジし続けられる人はどんどん成長していけるはずです。
まとめ
今回の記事では、大学院で身に付いて一生役立つ能力について解説しました。
- 能力を身に付けるために
- 大学院で身に付いて一生役立つ能力4選
大学院に進学しても能力が自然に身に付くことはないです。
研究に対する自主性と研究室選びが前提となっております。
僕が思う大学院で身に付いて一生役立つ能力は以下の4選です。
- ①論理的思考力
→自分の考えを筋道立てて表現しやすくなる・物事を深く洞察(原因解決)できる - ②伝える力
→文章力・資料作成力・プレゼン力 - ③リサーチ力
→トレンドをリサーチしてリアルタイムで世の中へ価値提供できる - ④忍耐力(チャレンジ精神)
→どんな経験でも糧にして新しいことにチャレンジし続けられる
このように大学院では理系職以外でも活かせるスキルを身に付けられます。
これだけの力を蓄えられる教育機関は大学院だけではないかと思っています。
もちろん、将来やりたいことが明確であればやりたいことに向かって行動していくべきです。
大学院に進学するか悩んでる人は専門的な知識やスキル以外にも多くの能力が身に付くことも考慮して考えてみてください。
最後まで見てくれてありがとうございます! ジェイガーでした!
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