こんにちは!ジェイガーと申します。
研究室へ配属されるにあたって、それまでやっていたアルバイトを続けるかどうか悩んでいませんか?
早速結論を書きますが、将来理系職に就きたい人は研究室配属後にアルバイトを辞めて研究に没頭する方がいいのではないかと思っています。
なぜなら、研究室で過ごす時間は将来の自分への投資になり得ることに加え、アルバイトしなくてもお金を得られる制度があるからです。

僕自身独り暮らしでしたが、3年間アルバイトすることなく研究生活を送りました。
この記事では、将来理系職に就きたい人が研究室配属後にアルバイトを辞めた方がいい理由とアルバイトの代用となる制度を伝えられたらいいなと思います。
この記事を読むことで研究に没頭するメリットが分かります。
僕が考えるアルバイトを辞めるべき理由は以下の4選です。
- ①研究に割ける時間が少なくなる
- ②研究生活へ支障が生じる
- ③時間の切り売りに慣れてしまう
- ④お金を貰える制度が存在する
それでは実際に詳しく見ていきます!
研究室配属後にアルバイトを辞めるべき人
始めに記載しましたが、研究室配属後にアルバイトを辞めることを全員に勧めているわけではありません。
今回は将来理系職に就きたい人向けの記事となっております。
アルバイトを辞めるべき理由4選
①研究に割ける時間が少なくなる
言わずもがなですが、アルバイトをすることによって研究に割ける時間が少なくなります。
目先の利益に囚われず、長期的な視点で考えることが必要です。
研究室での活動は将来の自分への投資と言えます。
お金を稼ぐことは研究室を出てからも可能であることに加えて、アルバイトよりも高い時給が見込まれるからです。
さらに、稼ぐことはいつでもできるのに対して大学や大学院の研究活動期間には限りがあります。
研究室活動を経験すると分かりますが、3年って意外に一瞬です。
この貴重な自己投資時間をアルバイトに削るのはもったいなく感じます。

3年間研究に専念することで納得いく研究成果を残すだけでなく、どこでも役立つ能力を身に付けることができました。
以下の記事で3年間の研究室活動を経て得られた能力について詳しく解説しましたので、参考にしてみてください。
②研究生活へ支障が生じる
研究活動時間が社会人の1日の労働時間より長いことはあるあるで結構体力勝負なところがあります。
そのため研究生活を送るにあたって体調管理が大事と言われていますが、アルバイトをすると疲労が蓄積してしまいます。
その結果、長い研究活動時間の中で眠くなって効率が低下したり、ヒューマンエラー(最悪の場合事故)に繋がる確率が高まります。
最高のパフォーマンスを研究活動で発揮し続けるためにもアルバイトを続けることはオススメできません。
③時間の切り売りに慣れてしまう
研究には成果が求められます。
これは研究室に限らず仕事に就いても同じです。
その成果の報酬として給与が支払われるべきです。
一方、アルバイトでは成果は求められず、出勤して時間を費やすだけで給与が支払われます。
この時間の切り売りを続けると、理系職に就いてからも成果を出さなくても給与が支払われる仕組みに慣れてしまいます。
これは自分にとっても会社にとってもマイナス要素になってしまいます。
そうならないよう研究室に入ってからは成果を出すことにこだわって、時間を切り売りする概念を捨てるのはアリではないかと思います。
④お金を貰える制度が存在する
アルバイトをしなくても大学や国などからお金を貰える制度が存在します。
具体的には以下の4個です。
- ①TA
- ②特別給付を受ける
- ③奨学金返済免除を受ける
- ④企業との共同研究による給与を貰う
講義や実験をサポートしたり、レポート採点や試験監督をしている大学院生を学部生時代に見かけたことがあるのではないでしょうか。
その大学院生達はティーチング・アシスタント(TA)制度を利用しています。
TAは教育補助業務を行うことで給与を得る仕組みです。
一般的なアルバイトとは異なって専門知識を要することも多いため、研究活動にもプラスの影響を与えます。
大学や業務内容によって異なりますが、時給はざっくり1200円くらいかなという感覚です。
ざっくり計算になる理由は業務準備時間や学部生の質問に答えたりする時間が発生するためです。
TAに関する詳しい内容はまた別記事で書きたいと思います。
成績優秀者や優れた研究成果を収めた人に対して、独自に給付される制度が大学によって存在します。
主な評価対象内容は以下の通りです。
成績優秀者
- GPA
優れた研究成果
- 学会での表彰
- 論文投稿
- 特許
GPAが大学4年間で低かった方も諦めないでください。
大学院ではGPAはリセットされます。
しかも教授の方達もこういった背景を知っているため、大学院ではよほどのことがない限り渋い評価をされることはなく、むしろ高いGPAを取得しやすいです。

大学4年間の通算GPAは2.6でしたが、大学院2年間では3.9を取得できました。
その結果、大学院では90万円の給付金を受け取ることができました。
また、上記3項目のように成果を形に残すことができると優れた研究成果として認められやすいです。
成績と研究成果のそれぞれに特別給付枠が設けられているため、どちらとも満たす必要はありません(両方貰えるのが理想ですが笑)。
応募時期は大学によって異なるため、掲示板やメールによる連絡を見逃さないようにしましょう。
大学院で奨学金を借りた方向けですが、全額または半額の返済免除を受けることで実質給付された形を取ることが可能です。
優れた成績と研究成果を兼ね備えることで、大学から奨学金の貸出先である日本学生支援機構に免除者として推薦してくれます。
専攻科から2名程度しか選ばれませんが、百万単位の免除を受けられるため目指す価値はあります。
ただし、注意点として免除申請を行う時期は在学中(奨学金の貸与が終了した月が属する年度)ですが、結果が分かるのは半年ほど先です。

僕は修士2年の1月に申請しました。結果通知者が届いたのは社会人になってからの7月でした。
こちらの内容についても今後詳しく書く予定です。
当てはまる方は少ないですが、研究室が企業との研究をしている場合には給与を貰える場合があります。

僕も月2万程度いただいていました。研究に没頭するためにアルバイトをしていない僕にとってはありがたい収入源でした。
共同研究しているからといって給与発生するとは限らず研究室によるため、気になる方は研究室配属前に尋ねてみると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、将来理系職に就きたい人が研究室配属後にアルバイトを辞めた方がいい理由とアルバイトの代用となる収入源について解説しました。
- 研究室配属後にアルバイトを辞めるべき人
- アルバイトを辞めるべき理由4選
研究室に配属されても全員にアルバイトを辞めることを勧めてはいません。
将来理系職に就きたい人に向けての記事内容となっています。
アルバイトを辞めるべき理由は以下の4選です。
- ①研究に割ける時間が少なくなる
→研究活動は自分へ投資する貴重な時間 - ②研究生活へ支障が生じる
→集中力低下によるヒューマンエラーの起きる確率が上がる - ③時間の切り売りに慣れてしまう
→成果にこだわることへの意識付け - ④お金を貰える制度が存在する
→大学や国からの補助を有効活用
研究活動に集中するためには生活環境作りも大事です。
会社でも周りから重宝される研究者や技術者になるための基盤作りに取り組んでいきましょう。
また、アルバイトを辞めても生活が困窮しないように大学や国からの補助をしっかり有効活用してください。
最後まで見てくれてありがとうございます! ジェイガーでした!
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